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トップページ  > コラム  > やはりインフルエンザが・・・

やはりインフルエンザが・・・

少々遅くなりましたが・・・


あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


このコラムも6年目に入りました。今年も面白い話題を見つけてコラムにしていきます。
そして、今年初めの話題は・・・

インフルエンザ

まあ、あまり楽しい話題ではないですが、現在インフルエンザも増えてきていますのでこの話題について書いていきますね。
先ずちょっと昨年最後のコラムに戻って読んできてください。
・・・読んできましたか?
あの時私が書いた通りになっていると思います。どういうことかと言うと・・・

1、今年はインフルエンザが増えてきている
 コロナが出る前ほどではありませんが、コロナが出始めてから今年が最もインフルエンザの患者数が多いです。ニュースなどを見ていれば分かると思いますが、学級閉鎖などもみられます。

2、やはりコロナと同時流行
 コロナ感染症はまだまだ収まる傾向を見せず、先日静岡県内では新規感染者数が更新されました。昔はコロナが出ると大騒ぎになりましたが、今では何も珍しい事ではなくなっております。コロナ感染症は次から次へと変異株が出てきて収まりを見せません。
 その中でインフルエンザとコロナに同時罹患することも増えてきています。この場合は高熱になることが多く、患者様自身も倦怠感などで辛い思いをするようです。


さて、それではこの季節どのように生活していくべきか、このコラムでの考え方を書いていきたいと思います。

まず最初に言いたいのは・・・
1、コロナは季節を問いませんが、インフルエンザは季節性です!
 インフルエンザは冬場に流行る感染症で春になるとその数は減っていきます。私の今までの経験から申しますと、ゴールデンウィークの前には殆ど0になっているはずです。コロナが出て、皆様がマスクをして、換気に注意し、消毒を行ったことによりインフルエンザもかなり減っています。最近のニュースとしてはマスクを外す案も出ておりますが、取敢えずインフルエンザが収まるまでマスクなどは必要と思われます。

そして次に・・・
2、発熱した場合は先ずは医療機関に電話を!
 医療機関によっては発熱した患者様は診察をお断りしている場合があります。また発熱外来を行っている医療機関もありますが、現在の状況では長時間待たされる場合もあります。発熱して心細くすぐに受診したい気持ちは分かりますが患者様が一気に押し寄せると混乱をきたします。先ずは医療機関に電話をして受診の予約をしてください。
 また以前と比べてマスク・消毒薬(アルコール)は普通に流行してますし、ドラッグストアや薬局ではコロナ感染症やインフルエンザ感染症の診断キットも普通に販売されています。ご自宅に用意しておいて発熱時などにご自分で診断なされると良いと思います。それでコロナ陰性と分かっていれば心に余裕もできますし、受診する医療機関もその結果によって治療がスムーズに進みます。

そして最後に・・・
3、ちょっとした症状では受診しない!!
 患者様の中には『昨日寝る前に咳が出たから、急いで受診した!コロナやインフルエンザが怖いから!!』などと言われる方がいらっしゃいます。そしてよくよく話を伺ってみると熱もなく、咳もその時だけで次の日には消失しています。このような受診をされますと医療機関は混み合って混乱します。本当に治療が必要な方の手当てが遅くなったりしますので。絶対にやめてください。
一応、受診の目安を挙げておきますので、こちらをご覧になってください。
・発熱の有無
 コロナもインフルエンザも発熱を伴う事が多いです
・倦怠感の有無
 特に倦怠感がなければ、受診はご遠慮ください
・食事の可否
 食欲があり、普通に食事が摂れていれば問題ないです
・糖尿病や心臓疾患、呼吸器疾患など慢性疾患がある方
 これらの方は気になることがあれば、早めの受診が必要になる場合もあるので、かかりつけの医療機関に電話をしてください。

それでも迷ってしまう場合は、薬局に電話をかけてくだされば適切にお答えできると思います。市販のお薬で対応することも可能です。

それでは、大切な事なのでもう一度言います!!

ちょっとした事で安易に受診しないでください!!!

これは、医療機関の混乱を招くという意味もありますが、この程度で受診された場合、実際にコロナやインフルエンザに罹患している患者様と濃厚接触する可能性が高まります。
つまり、病気を治すために受診したつもりが余計な病気をもらって来てしまう事になってしまうのです。

これから春になるにつれて、インフルエンザは少なくなっていきます。それまではご自分で予防などをしてご自愛ください。
それでは本日はここまで!どうぞお大事に!!

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