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トップページ  > コラム  > CKDってご存知ですか?

CKDってご存知ですか?

皆様こんにちは!
大部涼しくなって来ましたね。今シーズンはインフルエンザが出始めています。インフルエンザワクチンの接種を始めた医院さんもございますので、かかりつけの医院さんはどうかご確認ください。

さてと、本日はCKDのお話です。

CKD?ナニソレオイシーノ??

と言うボケはスルーして(笑)CKDとは慢性腎臓病の事を言います。
じゃあ、腎臓とはどんな臓器なのでしょうか?先ずはそこから説明していきますね。腎臓の働きは大きく言って5つの働きがあります。その5つとは・・・

1、尿を作り老廃物を出す。
腎臓はイメージとしてザルみたいな臓器です、そのザルで血液の中の不要物をより分け(濾過と言います)尿の中に排出します。
2、イオンのバランスを保つ
身体の中にはナトリウムやカリウム、カルシウムなどイオンがたくさん含まれています。それらのバランスを保ち、身体の機能を正常にします。
3、血圧の調整をする
腎臓はレニンと言う酵素を作っています。このレニンは血圧をあげる元になります。これを調節する事によって血圧を調整します。
4、赤血球を増やす
腎臓はエリスロポエチンと言うホルモンを分泌します。このホルモンは造血ホルモンとして赤血球を作り出します。
5、骨や歯を丈夫にします。
骨や歯を丈夫にするにはカルシウムとビタミンDが必要となります。そのビタミンDを活性型ビタミンD3にして、骨や歯にカルシウムの吸収を促します。

それでは、CKDになったらどうなるでしょう?
まあ言うまでもないことですが、腎臓の働きが悪くなり、上記の働きをしなくなりますので・・・

1、老廃物が溜まる
身体に余分な水分や老廃物が溜まり、むくんだりします。
2、イオンバランスが崩れる
イオンバランスが崩れることによって、身体がアシドーシスといった酸性になったりします。これになると、悪心、嘔吐、食欲不振、場合によっては記憶障害を起こすことがあります。
3、血圧が上がる
腎臓の働きが悪く、先ほどのレニンが多く作られ、血圧を上げてしまいます。また、余分な水分が溜まるのでそれも血圧を上げる原因となります。
4、貧血になる
先ほど出てきたエリスロポエチンの分泌がされなくなるので、赤血球が減り貧血になります。
5、骨粗しょう症になる
活性型ビタミンD3ができなくなるので、骨が脆くなり、骨粗しょう症になります。

このようにCKDは様々な症状を引き起こします。そしてCKDは軽症のうちなら回復も可能なのですが、ある程度症状が進むと回復が不可能となります。

え?じゃあ早めに治療すればいいじゃん!と仰った方。もちろんそうなのですが、CKDが軽症のうちは無症状のため気が付かないことが多いです。そしてある程度CKDが進んでしまうと回復することはなくなります。そしてCKDがさらに進むと透析になり、日常生活がかなり制限されることになります。

また、お薬と腎臓は密接な関係にあります。お薬は内服すると、体内で吸収されます。そして体内で効力を発揮した後、代謝されて体内から排出されます。お薬の種類にもよりますが、代謝と排出は腎臓(尿)や肝臓(便)で行われますので、腎臓や肝臓の働きが悪いとお薬は体内で代謝・排出されず、副作用が多く出ることになります。

そうならないために、普段からの食事療法や検査が必要となります。
検査は市の特定健診や会社の健康診断などで受けることができます。血液検査でクレアチニンやeGFRと言われる項目がそうです。
また、行政や薬剤師会では連携強化事業として、CKDで腎機能の悪化を防ぐためにいろいろな施策を行っています。その一つとして、島田地区ではCKDシールと言うのがあります。これは持病があって、普段受診している方の腎機能を確認して、お薬手帳に腎機能の状態によってCheck!CKDと書かれた色分けしたシールを貼っていくものです。これによって、普段かかりつけ以外の医院や薬局でもシールの色によって腎臓に負担が少ないお薬を選択する目安となります。シールは薬局で貼ってくれますので薬局で『CKDシールを貼ってもよろしいですか?』と聞かれた場合は拒否せずにシールを貼ってもらってください。

それでは、本日はここまで!皆様どうぞお大事にヽ(^。^)ノ

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