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禁煙のお話~実践編~

 皆様こんにちは、いよいよ梅雨入りですね。体調を崩しやすい季節になりますのでご注意ください。

 さて、この前のコラムでも申し上げたように島田薬剤師会では島田市役所職員と共に6月1日アピタ島田店において、世界禁煙デーにちなんで、啓発活動を行いました。黄色い法被を見かけた方もいらっしゃると思います((´∀`))
 前回の禁煙のお話で「実際にどのように禁煙すればよいかわからない!」と言う声もいただきました!確かにあれだけでは不親切ですね!それでは今回は禁煙のお話~実践編~です。
喫煙者の方々は今まで1回は禁煙を試みた経験があるのではないでしょうか?じゃあ、禁煙の方法をいくつか挙げていきますね!

1、一に我慢!二に我慢!!三・四がなくて五に我慢!!!
よくある禁煙方法ですね(笑)とりあえずタバコや灰皿・ライターなどの喫煙具を全て廃棄処分して、周りの人には禁煙を宣言!その後は根性でひたすら我慢する毎日((´∀`))
これで禁煙を成功させるためには強靭な精神力が必要となります。まあ、成功する人もいるにはいますが、大抵の方は失敗するでしょうね(;^_^A
では、次の方法は・・・

2、禁煙補助具を使用する!
「私はコレでタバコをやめました!」喫煙歴が長い方なら聞いたことがあるフレーズではないでしょうか?
ちなみにこれは禁煙パイポと言う禁煙補助具のCMです。禁煙を試みた方なら分かると思いますが、禁煙をすると今まで咥えていたタバコが無くなり口寂しくなります。禁煙パイポはタバコの代わりに咥えるオシャブリみたいなものです。大人のオシャブリと言っても過言ではないです(笑)
この禁煙パイポ、発売は1984年ですが、当時はかなりの人気で、これで禁煙された方も多いと思います。ちなみに今でも販売されています。そして今ではその進化系の電子タバコが出ています。
ちなみに電子タバコと言うとアイコスやプルームテックと言ったものを想像される方もいると思いますが、あれは電子タバコではなく加熱式タバコと言う分類になります。電子タバコは香料を含むグリセリンとプロピレングリコールを電気で加熱してその水蒸気を吸うVape(ベイプ)と呼ばれるものです。口に咥えて吸うので、口が寂しくありませんし、水蒸気がタバコの煙のようにも見えます。それに、ミントなどを入れているものもありますので、口の中がスッキリしたりもします。ちなみに日本で販売されるVapeはニコチン・タールを含まず、非常に健康的です。
ただし、この電子タバコ、水蒸気とは言え、肺に悪影響を与えるといった報告もなされています。ただし、タバコに比べれば、その影響ははるかに少ないと言えるでしょう。
こういった禁煙補助具を使用して禁煙に取り組まれても良いかと思います。ちなみにこの電子タバコ、ドラッグストアーなどでも取り扱いがございます。

3、薬の使用
やはり、薬剤師によるコラムですからこれは外せませんね(笑)
ちなみに、現在薬と呼ばれるものは、大きく言って3種類に分けられます。それでは順番に紹介していきますね。
(1)禁煙ガム
ガムタイプの薬です。これは以前は処方薬として医師の処方箋がないと使えない薬でしたが、現在では市販薬として薬局やドラッグストアーで取り扱っています。
病院に受診する必要がないということと、ガムのように噛むだけと言うことで、非常に手軽な薬ではありますが、そのガムの噛み方にはちょっとしたコツが必要ですので、最初に購入する際には薬剤師や登録販売者からの説明をよく聞いてください。

(2)禁煙パッチ
シップのように(大きさはシップよりも小さいです)1日1回身体に貼る薬です。この薬は病院で処方してもらう方法と、市販薬として薬局やドラッグストアーで購入する2通りの方法があります。
貼るだけですので、手軽なのと、病院に受診すれば健康保険が使えますので多少安価になります。
ちなみに市販薬を使う場合、薬剤師でなければ販売が認められてないので、薬剤師がいる薬局・ドラッグストアーをお選びください。

前回のコラムでも書きましたが、喫煙者は一種の薬物中毒者です。タバコに含まれるニコチンを摂取すると、脳内で快感を感じるドパミンが放出されます。禁煙するとこのドパミンが放出されないためにイライラを引き起こします。
(1)(2)は両方ともニコチンが含まれた薬です。禁煙の際にこのイライラを軽くするための薬となります。従ってこのガムやパッチの使用量を次第に減らしていき最後は、使用量0にします。
また、ニコチンは心臓や脳に影響を与えますので、心臓や脳に病気を持っている方は注意が必要となります。

(3)内服薬
現在、禁煙のための内服薬はチャンピックスと言うお薬があります。これは処方薬しかありません。このお薬は内服することによって、タバコを吸ってもドパミンが放出されなくなり、タバコがまずく感じられます。このお薬はニコチンを含まないので、脳や心臓に疾患があっても使いやすい薬です。ただし、眠気やふらつき、精神に影響を与えることがあるので、注意が必要です。それとこのお薬を処方するには医師も資格が必要となりますので、処方できる医師が限られます。島田市内でも処方できる医師はおりますので、かかりつけの医院や薬局でお尋ねください。

ちなみに費用ですが、禁煙外来に受診して、保険を使用して3割負担だった場合、
禁煙パッチを使用した場合・・・8週間で13000円程度
内服薬を使用した場合・・・12週間で20000円程度
となります。8週間12週間の期間は保険で認められる最長期間です。
これを高いとみるかどうかは個人差もあると思いますが、これで禁煙が成功した場合、今後タバコ代が一切かからなくなりますので、お安いとは思います((´∀`))

それから、お薬を使う場合、下記のような注意があります。
本剤の使用は禁煙意志の強い喫煙者の禁煙補助を目的としている。このことを患者に十分説明し、禁煙宣誓書等により禁煙意志の強いことを確認してから使用すること。(禁煙パッチの使用上の注意)
本剤の使用にあたっては、患者に禁煙意志があることを確認すること。(内服薬の使用上の注意)

つまり、大した禁煙の意思もないくせに、薬だけで禁煙しよう!なんて楽はできないことになります!
やはり、最初に述べた・・・
1、一に我慢!二に我慢!!三・四がなくて五に我慢!!!
が最も必要になりますね(・∀・)ニヤニヤ

禁煙意思がある方は是非薬剤師にご相談ください。
皆様の禁煙をお手伝いいたします。

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