本文へ

バナーエリアへ

フッターへ



トップページ  > コラム  > ブラウンバッグをご存知ですか?

ブラウンバッグをご存知ですか?

6月に入って、梅雨の季節。朝晩は涼しく昼間は夏の日差しですが、皆様いかがお過ごしですか?
この季節は自律神経が乱れて体調を崩しがちですので、お気を付けくださいね。

さてと、本日はブラウンバッグのお話です!

え?ブラウンバッグって何??

と仰った方々。
まあまあ、そう慌てずに(笑)この後ちゃんと説明していきますから。
ブラウンバッグの前に、質問です。

お薬を飲んでいる方、飲み忘れはございませんか?
特に複数の種類のお薬を服用している方、どれか一つだけ余ってしまうとかはないですか??


あ!あるある!!朝食後のお薬はちゃんと飲むけど、毎食後のお薬は昼食後に忘れちゃうんだよね(;^_^A

と、叫んだ方々。でしょうね、私の薬局でもそういった患者様がいらっしゃいます。中には・・・

ん?余ったお薬なんか捨てちゃえばいいじゃん!!邪魔だし!!!

なんて、乱暴なことを言われる方もいます(;^_^A
それではもう一つ質問です。

今言った、飲み忘れて残ってしまったお薬、年間で日本全体でいくらくらいになるでしょうか?

え?1000万円くらい??いやいやそんなもんじゃないです(笑)
ん?10億円??だいぶ近くなってきましたがまだまだです(笑)
正解は・・・

約500億円!!!

これだけのお薬が無駄になっているのです。

えー!そんなこと言われたって、余っちゃうんだもの!!
仕方ないじゃん!!!


と言う声が聞こえてきそうですが、そんな時は残ったお薬は薬局に持ち込んでください((´∀`))
薬局では、そういった飲み忘れのお薬を有効活用します。
あ、3つほど誤解を招きそうですので、解説しておきます。その誤解とは・・・

1、余ったお薬をいろいろな患者様に使いまわしてるんじゃないの?
いえいえ、そんなことは致しません。残って持ち込まれたお薬に関しましてはその患者様自身に使用させていただきます。
2、余ったお薬を持ち込んで、それを利用するってことは薬局がその残薬分だけ儲かるんじゃないの?
いえいえ、残ったお薬を利用させていただいた場合には、そのお薬に関しては1錠単位まできっちり計算して、患者様の負担を軽くします。
3、利用できなかったお薬に関しては返金してくれる?
残念ながら、それはできません。一度調剤したお薬に関しては返金はできないことになっています。また不要になったお薬の廃棄などは無償で薬局にて受け付けますが、一部麻薬などは調剤した薬局でのみしか受け付けられない場合もあります。基本は調剤してもらった薬局に持ち込んでください。

と言ったところで、ブラウンバッグ!
これはこうやって残ってしまったお薬を、全部こちらに詰め込んで薬局に持ち込むためのバッグを言います。元はと言えば、これはアメリカで始まったもので、余ったお薬を茶色い紙袋に詰め込んで薬局に持ち込むように患者様に働きかけた運動です。
ちなみに、ブラウンバッグとは言え、別に茶色のバッグである必要はありません。自分のお気に入りのバッグでも100均で買ってきたバッグでも、スーパーのビニール袋でも構いません。要は残ったお薬やお薬手帳などを入れて薬局に持ち込むことができればいいのです。また薬局によっては専用の袋を用意してありますので、かかりつけ薬局で聞いてみるのも一つの方法です。

じゃあ、最後の質問です!

先ほど言った無駄になっているお薬約500億円分、このブラウンバッグ運動でどのくらい無駄がなくなるでしょうか?

ん?1割で50億円??そんなものじゃないです(笑)
じゃあ、半分で250億円??いやいやまだまだです((´∀`))ケラケラ
正解は・・・

約400億円の無駄が省けるとの試算が出ています!!!

これで、ブラウンバッグ運動が有効であるか分かっていただけたかと思います。
じゃあ、こういった取り組みをしなかったらどうなるか?
ここから先は、私の想像になりますが・・・

患者様負担の増!
保険料の値上げ!
増税!


などが考えられます。現在保険医療での患者様の負担は1~3割です。ある程度年がいった方はご存知だと思いますが、現在3割の方も昔の基準で言えば0~1割だった時代があります。保険料も上がってきているのも事実ですし、消費税はもうすぐ10%に値上げされますよね?
まあ、このブラウンバッグ運動だけでこれが防げるとは思いませんが、少しでも有効であることは事実です。
残ったお薬は捨てちゃえ!などと言わずに、ぜひ薬局に持ち込んでくださいね!!

それでは本日のコラムはここまで!
あ、最後に一言。

もちろん飲み忘れたお薬は持ち込んでいただきたいのですが・・・
でも、できればお薬は飲み忘れないようにしてくださいね(;^_^A

Copyright© 島田薬剤師会 All Rights Reserved.