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花粉症が始まりました

さてと、いよいよ花粉症が始まりましたね!
目のかゆみや鼻水、鼻詰まり、のどの違和感などいろいろな症状で患者様が受診されます。

それでは今日は前回の続きです。前回のコラムと合わせて読んでいただけると嬉しいです。

前回は生活上の注意を書かせていただきましたが、ここまですれば、花粉症はかなり症状は減らせるとは思います。しかしながら、これでも花粉症を引き起こす場合はあります。そこで次の段階ではお薬を使用するお話です。


花粉症の予防と対策(お薬編)
  花粉症には非常に多種類のお薬があります。先シーズンも新しいお薬が出ましたし、これからもたくさんのお薬が開発中です。
 先ず花粉症の方に申し上げたいのは・・・
現在はいいお薬はたくさんありますが、花粉症が起きてからお薬を使うよりも、起きる前から使う方が効果が高い!
と言う事です。今シーズンから新たに花粉症になった方は仕方がないですが、花粉症の方は毎年その症状に苦しまれていると思います。私は薬剤師で花粉症のお薬を毎年調剤しておりますが、毎年同じ時期に花粉症を引き起こす患者様が多いです。症状が出てからお薬を使われる方よりも症状が出る前からお薬を使われた患者様の方が、症状が出にくくなりますし、軽く済みます。
 それではお薬を紹介していきます。

1、内服薬
 これが一番てっとり早く、最もよく使われるお薬です。一昔前には花粉症のお薬は眠くなるという副作用が多く、お仕事を持っている患者様などは苦労なされたようですが、最近では眠くならないお薬も数多く出てきました。内服薬をいくつか組み合わせて夜には眠くなるお薬を服用する場合もあります。また、鼻水・鼻づまりなどの花粉症の症状によってもお薬を使い分けする場合もあります。
 そして漢方薬。漢方薬は患者様によって効き目が違うことが多いですが、当てはまれば、かなり効果的に効きます。漢方薬は顆粒状で独特な匂いなどがあるので敬遠される方もいますが、漢方薬の種類によっては錠剤もありますので、薬剤師に相談してみてください。

2、点鼻薬
 内服薬に比べると、少々手間がかかりますが、最近では1日1回の使い勝手が良いものなどのお薬も出てきています。何よりも内服薬よりも効き目が早く、眠気の副作用がないのが魅力です。
 内服薬と組み合わせて使う場合も多いです。

3、点眼薬
 目の症状が強い方には必須のお薬です。点眼薬の中には薬用成分が下に溜まってしまい、よく振ってから使用するものがあります。振らなくても使える目薬もありますが、基本はよく振ってから使うとよいでしょう。
 そして保存方法。日光に弱い目薬もありますので使用後は添付された遮光袋にしまうようにご注意ください。それから開封した目薬は中に雑菌が繁殖する可能性があります。開封して1ヶ月したら残っていても廃棄してください。
 それから、コンタクトレンズ。最近ではコンタクトレンズをしたまま点眼しても良いお薬も出ていますが、基本コンタクトレンズと点眼薬は相性が悪いと思ってください。中にはコンタクトレンズの変性を起こしたり、目の角膜が傷ついてしまう場合があります。基本はコンタクトレンズを外して点眼、それから5分~15分以上してからコンタクトレンズを再装着といった方法が一般的です。
 私の私見ですが花粉症がある方はなるべくその時期はコンタクトレンズをやめてメガネにされた方が良いと思います。通常では花粉が目に入ると涙が出て、花粉を洗い流してくれますが、眼球とコンタクトレンズの間に花粉が入ってしまうと、洗い流しにくくなり、いつまでも眼球が花粉にさらされている状況になります。

4、花粉症を治すお薬
 今まで上げたお薬は花粉症の症状を抑えるお薬でしたが、スギ花粉症では、スギ花粉症そのものを治すお薬もあります。しかしこのお薬は治療に長期間(数年間)を要しますし、全ての人に効くわけではないというデメリットもあります。花粉症でかなり苦しんでいる方には一度専門科医などに相談されると良いと思います。

 そして、お薬に関して、薬剤師である私からのメッセージですが、花粉症のお薬の中にはステロイドを使うお薬が結構存在します。ステロイドと言っただけで敬遠される方もいますが、ステロイドは使い方を間違えなければ、有効でコストパフォーマンスにも優れた良いお薬です。また、点鼻薬や点眼薬などではステロイドの量も少なく局所的に作用しますので、ステロイドによる副作用は軽微か無いといっても過言ではないと思います。最初からステロイドを毛嫌いするのではなく、医師や薬剤師とよく相談なさってください。

以上、花粉症における薬剤師からのコラムでした!
花粉症予防・対策をしっかりして楽しい春を満喫なさってください。

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